自分という人間の位置づけについて考えることがある。

俺は一体どこに立っているのだろうと…。そう思うたびに俺は、自分が細くてもろい塀の上に立っているような気がしてならなかった。

それは境界線だ。人間の境界線。

左側はゼロの人間、右側はマイナスの人間。

幸か不幸か俺はどっちにも属されていなかった。

俺を見ると双方の人間がお前はこっちじゃないだろう!と冷たい目を向けるからだ。
だから、俺はその境界にある塀の上に立つしかない。両手を広げて、必死にバランスを保つしかなかった。

しかし、唯一救いだったのは、これがどこまでも続く塀であったということだ。それは俺がその場に停滞することなく、前に進めることを意味していた。

だから、俺はひたすら前に向かって歩き続ける。そして、時たま後ろを振り返っては自分の運命を呪い、笑う。

永遠に塀の上にいることを余儀なくされた人間…。俺はその人間だ。


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コメント

ということは、前はプラスなのですかね。

バランスを保つのは大変ですが、
ゆっくりでも一歩一歩進んでいけると良いですね。
けい│URL│08/09 17:07│編集
Re: タイトルなし
>けいさん

いつも本当にありがとうございます!

>ということは、前はプラスなのですかね。

なるほどーってなりました!確かにそう考えられるかも。なんか今読んでも、救いようのない暗い話だなあって思って、UPするの迷ったんですけど、まあこれもありちゃありかと思ってUPしてみました。

けいさんのコメントで、この物語になんか希望が生まれたというか!すごーい、どうもありがとうございます!^^
rurubu1001│URL│08/09 21:18│編集
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