※良ければ、先にこちらをどうぞ。
【目次】 淑玲『宮廷浪漫』シリーズ 【作品紹介】
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-253.html
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「盗み聞きしてたってことは、私の計画も聞いてたのよね?」
「ああ。『淑玲(すうりん)食堂はじめました(仮)』計画ってやつね」

結局、厨房に小さな机と椅子があったことをいいことに、私たち4人はここで珠露(しゅろ)の胡麻団子とお茶(彼が淹れてくれたんだけど、とても美味しかった!)を頂きながら作戦会議をすることにした。

「食堂、悪くないんじゃない?淑玲っぽくて」 と、平勝。
「かなり面倒臭そうだけどな…」と、 渾沌。
「僕ら料理できないからそこらへんは手伝えないけど大丈夫?」 と、真野。

「料理の人手は兄様にも頼んでみようと思うの。でも、大人数の食事なんて作ったことがないから献立(メニュー)の相談とか、そういう指導係が必要なのよ…ね…?」

私は珠露(しゅろ)に視線を向ける。さっき固まっていた彼だけど、今は吹っ切れたのか、もうどうにでもなれとでも思ったのか、「しょうがないなあ」と私を見て笑った。驚いたのは男三人の方だった。

「え、富黄楼のお蔵だよ!?」 と、真野。
「頼めるのか?そんな人に!」 と、渾沌。
「っていうか珠露、淑玲にあまくね?」と、平勝。

私は飲んでいたお茶を机に置くと、あきれたように三人を見つめた。

「何言ってるの!珠露はみんなに優しいのよ。ねえ、珠露?」
「…う、うん」
「ほらね」

三人は顔を見合わせた。

「…………。(珠露、不憫だ!)」と、平勝。
「…………。(俺、見てらんねえ!)」 と、渾沌。
「…………。(珠露、ガンバ!)」 と、真野。

苦い顔をする彼らを見て、私は「やれやれ」と先を続けた。

「それにみんな、富黄楼のお蔵さんって考えるから難しく思っちゃうのよ。確かにそうかもしれないけど、彼女は珠露のおばあちゃんなのよ。そう考えれば案外いけるかもしれないって思わない?」

私の意見にあきれたのは今度は平勝だった。

「自分に都合よく言い換えただけだろ、それ…」



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★余談
・珠露が淹れたお茶は実は珠露(じゅろ)茶という烏龍茶。台湾十大銘茶の一つだったりします。明るい黄緑色、蘭の香りに乳香、さっぱりした甘みのお茶。台湾の阿里山が有名。珠露の名前(漢字)のモデル。読み方は違うけど。
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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

しばらく影響を受けた作品紹介を省略します。ようやく200行ったかあー。

★ YUKI ★
『鳴いてる怪獣』
https://www.youtube.com/watch?v=RKhOk-Ym-yg
『ランデブー』
https://www.youtube.com/watch?v=r55074Ici6c

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次回更新まで、しばらくお待ちください。待たれている間に、こちらの物語なんぞどうでしょうか?
【第51夜】 少年の夢(中華風のお話。1話完結です)
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-54.html
【第57夜】 笠森お仙騒動記
(淑玲に似た気が強いヒロインが登場します。ちなみに舞台は江戸。1話完結です)
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-61.html
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コメント

淑玲、本領発揮な感じになってきましたね!
続きも楽しみです♪
椿│URL│05/12 14:42│編集
椿さんへ
いつも本当にありがとうございます!

返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。

> 淑玲、本領発揮な感じになってきましたね!続きも楽しみです♪

ここからちょっとずつ淑玲モードになるかと思いきや…?かもしれません。ほんのり恋愛モードもありというか…。まあ、花街ですしね~^^椿さんの好きなあの人出てくるやも…!?
rurubu1001│URL│05/14 00:33│編集

200夜!! うぉ~めでとうございます!!
なんだか私もすっごく嬉しいです^^

おお。秘密基地で秘密会議。良いですねえ。
そうそう。どんなにセレブでも、友だちのおばあちゃん。
そういう関係で知り合えるのって、ラッキーですよ。
隣のお兄さんは超絶美男子でも、淑玲ちゃんにはしっしっされちゃうのね。ぷぷ。

さて、淑玲ちゃんからみんなへの頼み事は何かな。
え、簡単なの?
けい│URL│05/17 12:52│編集
けいさんへ
いつも本当に本当にありがとうございます!

> 200夜!! うぉ~めでとうございます!!なんだか私もすっごく嬉しいです^^

そうなんですよ。ついに200夜まで来ましたよ~(感涙)。これも応援して下さったみなさま、けいさま(!)のおかげでございます!本当にありがとうございます!><2年以内になんとか200これて良かった~。ほ。

なんだか連載作品を書いていると、あっという間に1001行けそうかもという気もしなくもないのですが、それではいけないような…という思いもあったり。ショートショートをのんびり書いて辿りつきたいような思いもあったり…。ちょっこっと複雑な心境もあり…^^;

> おお。秘密基地で秘密会議。良いですねえ。そうそう。どんなにセレブでも、友だちのおばあちゃん。そういう関係で知り合えるのって、ラッキーですよ。

話はちょっと違うかもしれませんが、そもそもこのエピソードが生まれたきっかけがあって。就活面接が得意な友人がいるんですけど、「どうして面接得意なの?面接官とか怖くないの?」ってちょっと聞いてみたことがあるんです。そしたら友人がいってたのが「会社の偉い人って考えるから怖くみえちゃうだけで、実際あの人たちは誰かのお父さんだったりするんだよ?」って。あー、なるほどなあ、と学びました。考え方、とらえ方でちがうんだなあと。

> 隣のお兄さんは超絶美男子でも、淑玲ちゃんにはしっしっされちゃうのね。ぷぷ。さて、淑玲ちゃんからみんなへの頼み事は何かな。え、簡単なの?

そうですよ~。淑玲はイケメン(お兄さんは)は敵!くらいに思っていますから。でも、今後お兄さんがどんなふうに活躍するかでそのイメージが変わるかもしれないですよね。頑張れ、お兄さん!

頼み事はどうなることやら。淑玲も少しずつ本領発揮をしていくところ。この答えはもう少し後でわかると思います。ぜひ予想してみて下さいね~^^
rurubu1001│URL│05/18 02:42│編集
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