※良ければ、先にこちらをどうぞ。
【目次】 淑玲『宮廷浪漫』シリーズ 【作品紹介】
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-253.html
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「きっと淑玲(すうりん)なら、おばあちゃん、気に入るだろうな」

珠露が楽しそうに笑って言った。

「そうかしら?」
「似たタイプだしね。淑玲、僕のおばあちゃんに会いたい?」
「え、お蔵さんに会えるの?」
「淑玲が望むならね。でも、淑玲はそれでいい?」

最後に「この意味、わかるよね?」というニュアンスもこめて、珠露は言う。…ああ、そういうことか。

「珠露のおばあちゃん、富黄楼のお蔵さんの手を借りて、幻影(いりゅう)や菊恭(きっきょう)を認めさせることもできるのか」

富黄楼のお蔵と彼らの父親は仲がいい。親の力を使って、子供を従えさせる。黙らせる。そういう手もあると珠露はあんに提案してくれているのだ。それは私にとってなんて素敵な申し出なのだろう。私は珠露やお蔵さんにただ頼めばいいだけ。楽で簡単にすむ方法だ。

そう言えば、渾沌(こんとん)の言っていた台詞もそうだった。

― 俺らがうまくフォローして商店街組はギリ認めてくれそうってとこかな。でも、それじゃあ、淑玲とあいつらは、かりそめの友情ってやつじゃない? ―

私は珠露に向き直った。

「私ね、今さっき自分で一つ思いついた方法があるの」
「…ああ。そう言えば、さっき何か思いついてたね」
「…それはね」

私は珠露に説明した。ここの厨房に来て、男の子のごはん事情をおしえてもらい、それで思いついたことを。俊楽堂に通うみんなはお昼にお弁当を持参しているけど、それを私がここの厨房を借りて料理をし、まとめてみんなの分のご飯を作るのはどうだろう?そうすれば、みんなお昼の心配をすることはない。それはお弁当を毎朝作っている忙しい母親たちも同じこと。俊楽堂であたたかなごはんを彼らは安心して食べることができるのだから。

「私は料理が得意ってわけじゃないけどね。やれなくはないわ!名付けて、『淑玲食堂はじめました(仮)』計画!!」

私が腰に手をあてながら言うと、その発想は意外だったのか、名前がツボだったのか、珠露はお腹を抱えて笑い出した。


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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

しばらく影響を受けた作品紹介を省略します。

★ YUKI ★
『鳴いてる怪獣』
https://www.youtube.com/watch?v=RKhOk-Ym-yg
『ランデブー』
https://www.youtube.com/watch?v=r55074Ici6c

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次回更新まで、しばらくお待ちください。待たれている間に、こちらの物語なんぞどうでしょうか?
【第51夜】 少年の夢(中華風のお話。1話完結です)
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-54.html
【第57夜】 笠森お仙騒動記
(淑玲に似た気が強いヒロインが登場します。ちなみに舞台は江戸。1話完結です)
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-61.html
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コメント

給食はありがたいよなあ、母として。
毎日お弁当作るようになると、学校給食って神だよって本当に思います(笑)
淑玲ちゃん、目の付け所が素晴らしい(*^。^*)
椿│URL│05/09 14:21│編集
椿 さんへ
いつも本当にありがとうございます!

返信が遅くなってしまい、すみません><!

> 給食はありがたいよなあ、母として。毎日お弁当作るようになると、学校給食って神だよって本当に思います(笑)淑玲ちゃん、目の付け所が素晴らしい(*^。^*)

そうだ!椿さんはママさんなのですよね。リアルなママさん視点だ!わーい、ありがとうございます~。

この展開、私自身書いてて少し不安だったんです。学問をしたいと言っていた主人公が結局学問でその力を見せられなくて、違うもので戦おうとしてるけど大丈夫かなあって。きっと世のママさん方ならこの展開ありかもって思ってくれるんじゃ…!?と。だから、今とてもほっとしています。ほ^^
rurubu1001│URL│05/09 16:53│編集

はーじーめーました~♪
うん。グッドアイデアですよ!

これは自分ひとりを守ることではなく、みんなに気遣うこと。
配膳とかをみんなでやれば、みんなが仲良くなるだろうし。
その一連は、学問をやっているだけでは学べないこと。

さてみんなの目がどのように変わっていくのか。
さらに楽しみになりました!
けい│URL│05/13 20:49│編集
けいさんへ
いつも本当にありがとうございます!

返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。

> はーじーめーました~♪うん。グッドアイデアですよ!

本当ですか~?良かったですー。ほ。ここ私、とても不安なところだったので。けいさんにそう言って頂けてとても嬉しいです^^

> これは自分ひとりを守ることではなく、みんなに気遣うこと。配膳とかをみんなでやれば、みんなが仲良くなるだろうし。その一連は、学問をやっているだけでは学べないこと。さてみんなの目がどのように変わっていくのか。さらに楽しみになりました!

ああ、けいさん。鋭い…。今後の展開のネタバレ…!?なーんて^^実はまだ私もそこまで書いていないので、淑玲がどんなふうに「~ました!」計画(思い切り略した!)をするのか不安ですが期待なところでもあるんです。頼むぞ、淑玲。作者を引っ張っててくれ!楽しい展開になってくれるといいな。
rurubu1001│URL│05/14 00:53│編集
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