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パスワード入力が必要と表示される長編はアルファポリス様限定公開ですので、ここでは閲覧できません。お手数ですが、アルファポリス様(無料)をご利用ください。予約投稿中の作品もあり。詳細は下記。
【アルファポリス様限定公開】  長編作品紹介
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-256.html
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↓↓【第302夜】 VS.たまごサンド  ジャンル:青春 2016/05/14 10:00UP↓↓
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ああ、愛しのたまごサンド様!

あなたは、どうして…どうして…どうして…!!

「見るも無残なお姿にーーっっ!?」

    *

涙にくれる私を保険医の宮村(男)が必死になぐさめていた。

「そんなに泣くなよ…」
「泣きますよ。これが泣かずにいられますか、先生!!」

私は高校の購買で一番人気の『幻のたまごサンド(1日限定3個発売)』を手に入れて、さっきまで幸せ一色だった。でも、それはもう過去の話。だって、目の前の宮村にそのたまごサンドを踏みつぶされたから―。

「…なんで私、廊下を走ってた男子とぶつかっちゃったんだろう。なんでその時、自分のたまごサンドをとっさに放しちゃったんだろう?」

宮村もほとほと困り顔だった。

「俺に聞かれてもなあ…。ぶつかったのは俺じゃないしな」
「どうして、それが地面に落ちたタイミングで先生が角を曲がって来るんですか?どうして、よりによって私のたまごサンドを踏んづけちゃったんですか?ヒドイ!ヒドすぎます!!」
「いや、ヒドイのは廊下を走ってた男子とよそ見をして(たまごサンドに気をとられ)そいつとぶつかったお前だろ。たまたま通りすがって地面に落ちてた食べ物を踏んだ俺はどう考えても不可抗力だ。やつあたりされる身にもなってくれ…」

反省の色がまったく見えない先生に、私は言ってやった。

「どうせなら、先生、(たまごサンドじゃなくて)私をキズモノにすれば良かったのに…!」
「…ちょっと待て。それオカシくないか?誤解を生む言い方はやめろ!」

私はしゃくりあげながら訴えた。

「…先生は知らないんです。うちの購買で売っているたまごサンドがどれほど凄いものなのか…」
「そんなに凄いものなのか…?」
「そうですよ!毎朝、近くの有名な養鶏場にとれたての新鮮な卵を購買のおばちゃんが自ら仕入れて、それを調理してくれるんです。それをまたおばちゃん手作りの優しいお味の食パンで包み込むんですから!たまごも食パンも厳選。だから、数も限られているんですよ!!」

先生は首を傾げた。

「それは別にたまごサンドが凄いんじゃなくて、購買のおばちゃんが凄いんじゃないか?」
「嫌だな。これだから先生は何もわかってない!」

ぽかんとする先生に私は続けた。

「今日は、たまたまお昼前の授業が自習だったおかげで、私は早めにスタンバイできたんです。チャイムよりじゃっかんフライング気味の好スタートで誰よりも早く購買に到り着くことができました。初めて、私はそれを手にすることができたんですよ!なのに、先生のせいである意味本当の『幻のたまごサンド』になっちゃいました!」
「…たまごサンドが凄いかどうかはよくわからないが、とりあえず、お前がちょっとウザくて面白い奴だってことはわかった」
「ああ、愛しのたまごサンド様ー!」

大袈裟に泣き叫ぶ私に宮村はやれやれと肩をすくめた。それから「行くぞ」と声をかける。「行くってどこへ?」と泣き面でたずねる私に、宮村は「どこでもいいだろ」と腕を引っ張った。宮村の突然の行動に思わず怯んだ。

「ひいー、まさか先生!本当に私をキズモノにする気…!?」

先生はため息を吐いた。

「何、バカいってるんだ。俺は色気のないガキに用はねえ!興味もねえ!言っておくが、お前にその可能性は微塵もかけらもねえ!」
「ヒドイ!こっちこそ願い下げだ!」

じたばたと暴れる私を宮村は引きずりながら家庭科調理室へと連行する。なぜ、調理室なんかに?

「今、作ってやるから」
「へ?」
「俺が、今から作ってやる」
「…作るって、何を?」
「何をって『幻のたまごサンド』ならぬ、『幻の幻のたまごサンド』をだよ!」

一瞬、何を言われたのかよくわからなくて、反応が遅れてしまった。

「……ど、どんなミスター味っ○ですか、それは!?」

いかん、私としたことが!ツッコミのキレもいまいちだ!

「まあ、見てろよ」

そう言って先生は手品のように、どこからかたまごを取りだした。

「…マ、マジシャン!?」

いつの間にか調理器具もセットされている。

「…保険医でマジシャン!?…先生がちょっとウザくて面白い奴だってことはわかりました」
「どこかで聞いたようなセリフだな」

先生が笑う。気落ちしていた私のテンションが不思議と上昇する。もしかして、本当に『幻のたまごサンド』をこえる一品に出会えるのだろうか?期待に胸を膨らませていると、不意に宮村がボールに卵をぶつけた。

「え?」

あれ、どうしてたまごを割っちゃうの…?私の戸惑いに気づきもせず、宮村は慣れた手つきでボールの中にたまごを割り、菜箸でそれをかきまぜ始めた。しまった。またツッコミが遅れた!

「こら、何やってるんですか!?たまごサンドはまず、ゆでたまご作りからです!それが常識でしょう、先生!?」

宮村は怪訝な顔をする。

「お前こそ何をいってるんだ!俺の知っているたまごサンドはな、こうやって作るんだよ」
「はあー!?」

たまごをさっさとかきまぜ、宮村は熱したフライパンにそれを流し入れた。

「ちょっと待て―!それは、ただのたまご焼きでしょう!!どこがたまごサンドだっていうんですか!?『その可能性は微塵もかけらもねえ!』、先生!」

またどこかで聞いたような台詞に宮村は吹き出した。

「こら、女子高生!女子らしさがまるでないぞ。その調子じゃ、モテる女子の可能性は微塵もかけらも…おおっと、ここは以下同文だったな!」
「うまいこと、言った気にならないで下さい。…嫌だな。これだから先生は何もわかってないわ!たまご焼きとゆでたまごを間違えるなんてお話にならないわ!」

宮村はおかしそうに笑っている。

「言葉使いをお嬢様っぽく変えたところでダメだぞ。お前の理想女子の方向性はだいぶ間違ってるな」

余計なお世話だ。そうこうしてるうちに、フライパンにおいしそうなたまご焼きができあがってしまった。

「先生には心底がっかりです。料理男子アピールされても、たまごサンドも作れないようじゃ、トキメキません!」
「…でも、俺んちだと、たまごサンドはこうやって作るんだよ。ほれ、あたたかいうちに食うぞ。そこの食パンをとってくれ」

いつの間にか用意されていた市販で売っている食パンがあった。それを宮村に渡す。うまいこと、たまご焼きを食パンにのせると、あろうことか宮村はマヨネーズとケチャップをつけてサンドしてしまった!

「ひいー、何をやってるんですか、先生!は!まさか私にこれを食べさせて復讐でもする気!?巻き込まれた腹いせ!?」
「復讐?腹いせ?何、わけわからないことを言ってるんだ。ほら、黙って食ってみろ!」

そういって宮村はたまご焼きサンドなるものを私の口につっこんだ。むぐっ、やっぱり復讐じゃんか!

ところが、私の口に入ったそれはまさかの輝きを放った。まだ冷めやらぬたまご焼きと柔らかめの食パンはパサつくこともなく、ゆでたまごサンドにありがちなボソボソ感もなく、しっとりと舌に落ち着く。不安要素だったはずのマヨネーズとケチャップのコンビは相性が抜群で、いい感じの甘酸っぱさを披露した。

「…何、このハーモニー!」
「うまいだろ?」

……ぐぬぬ、そんな顔をされるとちょっと困る。たまご焼きサンドにトキメいたのか、何気にイケメンの先生の笑顔にトキメいたのか、よくわからない。私はぶんぶんと頭を振った。

「私の愛しのたまごサンド様がたまご焼きサンドに負けるわけがないわ…こんな邪道ごときに!」
「こら、邪道とはなんだ!俺に言わせれば、お前の言ってる、ゆでたまごサンドこそ邪道と思うがね!…なあ、本当はうまかったんだろ?」

唇を噛む私を見て、宮村はニヤリとした。

「悔しかったら、お前のいう、ゆでたまごサンドを今ここで作ってくれてもいいぞ」
「へ?」
「女子力があるなら簡単な話でしょう、お・嬢・様!」




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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

★ 安藤裕子『SUCRE HECACHA』 
★ スネオヘアー 『共犯者』
★ やまもり三香『ひるなかの流星』  

長編は書いていたので、物語を書くこと自体は久しぶりではなかったのですが、ショートショートは久しぶりでした。3~4か月ぶり?ゆでたまごサンドで育った私はたまご焼きサンドに出会った時、衝撃でした。関東と関西ではたまごサンドは違うと聞いたことがあるのですが、あれってこういう違いなのかな?そうではない気もするけど…。たまごサンドに限らず、家庭それぞれで作り方や味付けの違う食べ物ってけっこうありますよね。ちなみに、物語に出てきていた保険医の宮村先生は何気に他の物語でも登場しています。そちらも一応宣伝しておこう。
【第149夜】 過去世話(むかしばなし)
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-141.html

① 安藤裕子『SUCRE HECACHA』
たぶん安藤裕子さんの音楽は私の物語スウィッチを入れてくれるんですよね。これを聞くまで、すっかりこの物語の声のことを忘れていて、久しぶりに聞いた途端、ドバーッと押し寄せてくるから。よかった。生まれていた声をそのまま、埋もれさせなくて。けっこうそう言うのが溜まって来ているみたいで、適度に消化せにゃいかんな、と反省。ショートショートも書かなきゃな。

② スネオヘアー『共犯者』
https://www.youtube.com/watch?v=hh1sXDMjIsA&list=RDSYDv9li6ZVc&index=8
途中からこちらも聞いてました。先生がたまごやきサンドを作る辺りから。爽やかなメロディにやられます。ところで、いつの間に、ともさかりえの旦那になったんだ、スネオは!

③ やまもり三香「ひるなかの流星」
https://booklive.jp/product/index/title_id/196642/vol_no/001
いつかどこかで紹介したかもしれません。先生と教師の恋愛モノって私はどちらかというとそう言う設定が苦手な方だったのですが、こちらの漫画を読んでから変わりました。転校先でこんな先生がいたら私も惚れてしまいますよ。私はやまもり三香さんの描く男性の横顔や体つき(ライン?)がとても好きなんです。今っぽくて細いんだけど、なんかキレイで。


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↓↓【第301夜】 嵐を呼ぶ女  ジャンル:歴史 2016/01/31 23:30UP↓↓
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私は嵐を呼ぶ女だ。

    *

電話のベルが鳴り響く。またかと思った。耳障りな事をこの上ない。いい加減、家の電話線を抜いてしまおうかとも考えたが、そうもいかない。担当編集者とのやりとりもある。

「ノガミさん、お願い!」

声を張り上げて、秘書の名前を呼んだ。次に、またかと思ったのはきっとノガミさんの方だろう。彼女は大きな溜息を吐きながら受話器を取った。電話越しの相手に自分の姿が見えるわけない。それなのに、ノガミさんはひたすら頭を下げている。その様子は会社の上司の尻拭いをする羽目になった憐れな部下のようだ。

「先生、私はいつまで謝り続ければいいんでしょうか?」

同じ電話主の苦情を何度も聞かされ、ノガミさんはうんざりとした面持ちで受話器を置いた。

「…今、書いてる小説が終わる迄(まで)…かしら…?」

優秀な秘書は私が今、何処まで書き上げているか進行具合も充分に把握している。私は苦い笑いを漏らした。彼女の溜息も大きくなる一方だ。

「ねえ、ノガミさん。別に電話主にはっきり云ってくれてもいいのよ?『こっちはあんたの伝記を書いてるんじゃない。小説を書いてるんだ!』って」
「先生は、火に油を注ぐ気ですか!?」
「あはは、そうねえ。火事になりそう。さすが私、嵐だけに止まらず、火事まで引き起こすか」
「何、わけがわからない事を云ってるんです。私、電話主…Nさんの云い分もわかるんですよ。ただでさえ、先生の書く小説は徹底した取材で有名なんですから。先生の書いたものを鵜呑みにする読者だって大勢いるんです。良い意味でも悪い意味でも、先生の作品って影響力が大きいんですよね」
「…そう云われても」

一応フィクションの明記はしている。それに、小説の感じ方は読者の自由だ。

「登場人物のモデルになっているNさん本人にしてみれば、文句の一つも云いたくなりますよ」

私が今、書いている小説はある文芸誌で月刊連載をしている。内容は戦後、沖縄の本土復帰。領土返還の際にあったとされる日米間の密約。それを追う新聞記者の物語だ。モデルとなった新聞記者は外務省の女性事務官と関係を持ち、密約の証拠となる機密文書を手に入れた。その二人の関係を赤裸々に描写したので、新聞記者のモデルとなった人物にしてみれば面白くないのだろう。怒りが収まらず、毎日のように抗議の電話をしてくるのだ。ノガミさんは頭を抱えていた。

「先生はさっき『こっちはあんたの伝記を書いてるんじゃない』とか色々云ってましたが…」
「え?」
「それ…云うなら自分の口でNさんに伝えて下さいね!」

これ以上、巻き込まれるのはご免だと云いたげに彼女は私を睨みつけた。私の目が泳いだ。

「…まさか、先生…」

ノガミさんの顔が、さっと青くなる。私は頭をかいて白状した。

「その、まさか。もう、とっくに云っちゃたのよねえ」
「えー、本当に云っちゃったんですか!?」

小説を書いている時は内にエネルギーを根こそぎとられるから、外で闘う気力があまりない。今ここで余計な力をとられたくない。さっさと逃げるが吉だ。私は彼女の前で手を合わせた。

「ごめん、ノガミさん。でも、云っちゃたものは…仕方ないわよねえ?」

唖然とする彼女を残して、私は「さて」と気持ちを切り換え、執筆に戻る事にした。

「もう、先生は嵐を起こすだけ起こして!」

最初は清楚で大人しかった彼女も今ではしっかり私に物云う秘書になってくれた。随分と逞しくなったものだ。私に向かって「嵐の後の掃除って、大変なんですからね!」と嫌味まじりの台詞も平気で吐けるようになった。なんというか、可愛い気がなくなってしまった。

「あら、体力と根性がついていいじゃないの?」

去り際、彼女の台詞を一笑に付す。そんな私も可愛い気がない事この上ない。

「やれやれ」

私が小説家になって、四十年近く経とうとしていた。


    *


『 私は凪よりも嵐を呼ぶ女だ。真正面から偽りなく彼とぶつかりたい。これほど迄に彼を愛しているのに、それを信じて貰えないほど恐ろしい苦しい事はない 』


私の青春時代は思い出しても、戦争と云う悍ましい色であっさり塗り潰されてしまう。敵機来襲の警報、逃げ惑う人々、飛び込んだ防空壕は息苦しく、湧き上がる敵愾心に何度も唇を噛んだ。煙の燻った焦土からは人間の焼けた嫌な匂いがした。

「…僕の処(ところ)にも赤紙が来たよ」

それでも愛する人がいた私は幸せだったのだろうか。涙を堪えながら彼を見送り、その後、二度と会う事ができなかったとしても。あの夏の暑い日、終戦を告げる玉音放送を聞いて、私はただ呆然としていた。「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」と云われても、これ以上一体どう耐えろと云うのだろう。どう忍べばいいと云うのだろう、と。

あの戦争は、一体何だったのだろうか?

私が小説家になったのは戦争の無残さや惨状、絶対いけないものだという事を命を懸けて伝えたかったからではないだろうか。人類の不幸は戦争から始まるという事を後世にきちんと残さなくてはならない。その使命感に燃える事で、終戦後、無気力になっていた自分を奮い立たせた。

…でも、本当の処はよくわからない。

もしかしたら、私は戦争を生き延びた者の後ろめたさから小説家になったのかもしれない。たまたま新聞社という処にいて、目の前に身を守れるペンがあった。それを握り、反戦を叫ぶ事で、己の生きる意味や価値を見出し、ただ自分の生(せい)を正当化したかったのではないか―。


    *


「最初、先生にこの小説のタイトルを聞いた時は驚きました。今迄にないロマンティックなものでしたから」

沖縄の話は、ずっと書きたいと思っていた。でも、書けずにいた。本土の者として、戦中から戦後にかけて沖縄の犠牲は恥と悔いしかない。一体どれほどの日本人が沖縄の終戦日を云うことができるのだろうか。

「私にだって可愛げがあるの」

私がそう云うと、ノガミさんは吹き出した。失礼な事この上ない。ひとしきり笑うと、彼女は息を整え、私に向き直った。

「でも、小説を読んでみてわかりました。先生のこれ迄の作品と同じで、私たちに問いかけるタイトルなんだなって」
「そう?」

私は人々に問いかけて来れたのだろうか。老体を鞭打って絞り出した声は、小説という形となって人々の心に届いたのだろうか。

「三流小説以下だなんて云って悪かった」

N氏の最後の電話は抗議ではなく、賞賛だった。最終的には「権力・社会・人間の相関関係を抉り出す姿は作家の真骨頂であり、常に崇高な問題を提起して、大衆に浸透させる。それは至芸だ」と褒めてくれた。でも、私が本当に嬉しかったのはその言葉ではなかった。一番嬉しかったのは彼が再び沖縄と向き合い、ペンを握ろうとしている事だった。

日米間の密約を暴いたN氏は国家権力に対峙し、社会的生命を失う。新聞社を辞め、地元に帰り、実家の青果店で静かに暮らすことを望んだ。でも、沖縄への強い思い、記者魂を捨て去ることはできなかったのだろう。私の小説が彼の心にどのように響いたのか、本当の処はよくわからない。私はただ小説のラストに自分の思い描く理想を託しただけだ。

誰もが自分らしく、人間らしく、生きられるように―。


    *


「…全く、とんだ嵐でしたよ」

無事に小説を書き終える事ができてほっとしていると、ノガミさんがお茶を淹れてくれた。どうやらカフェイン抜きの物を選んでくれたようだ。その事に少し彼女の優しさを感じる。

「あなたも可愛いげがあるじゃない」

一人こっそり呟いて微笑んだ。

「え、何か云いました?」

私は首を横に振った。共にお茶を飲みながら、穏やかな時間を過ごす。私が小説を書くのも、体力的に考えて今回の沖縄の話で最後だと思っていた。

「嵐がようやく終わったのね。そろそろ青空を見たいわ」

ゆっくり休む時間が欲しい。自分にも、そういう事が許されても良いのではないだろうか。度々、全身が原因不明の痺れに襲われるようになっていた。歩けなくなる事よりも、書けなくなる事の方が恐いと思うのは物書きの性(さが)だろうか。

「何を云ってるんですか!?」

ノガミさんがテーブルを強く叩いた。

「先生はちゃんと嵐の後にいつも青空を見せてくれるじゃないですか、小説のラストで!」
「え?」
「それに、すぐ次の嵐を呼ぶくせに!私、もう肝を据えたんですよ!先生、どうせ嵐を呼ぶなら、その後は前よりも、もっと凄い青空をお願いします。次は、もっともっと凄い青空を。その次はもっともっともっと凄いものを。一緒に沢山見ましょう。約束して下さい!」
「ノ、ノガミさん…?」
「ねえ、先生なら小説でそれができるでしょう?」

彼女の気迫に押され、私はうっかり頷いてしまった。ノガミさんはにんまりと笑っている。

「やれやれ」

自分の事がよくわからなかった私だが、目の前にそんな私を私以上にわかってくれている人がいる。それだけで、またペンを握る事ができるような気がした。私は単純で、とても幸せな人間なのかもしれない。

「…実は気になっている事があるのよ。太平洋戦争で最初の捕虜になった日本人なんだけど、彼は真珠湾攻撃で…」

私が小説の構想を打ち明けると、彼女は大きな溜息を吐いた。

「ほら、次の嵐が待ってたんじゃないですか。もう出し惜しみして、私に恥ずかしいことを言わせて人が悪い。先生ってやっぱり可愛げがないんだから!」

私たちは声を上げ、笑い合った。新たな嵐はすぐ其処(そこ)にある。私は覚悟を決め、約束の待つ大海に舟を出した。




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引用文献(文中)
・山崎豊子「二十一歳の日記」
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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

★ 「NHKスペシャル作家 山崎豊子~戦争と人間を見つめて~」
★ 「クローズアップ現代 小説に命を刻んだ 〜山崎豊子 最期の日々〜」
★ 「BS世界のドキュメンタリー 沖縄返還と密約」
★ Cocco「ニライカナイ 琉球國祭り太鼓振り付け全編バージョン」

2016年、初めて書いた物語になります。「書きたい」という気持ちだけで空回った感が否めませんが、今年もよろしくお願いいたします。ショートショートや短編は久しぶりでしたね。長距離走より短距離走が好きな私には長編よりこちらの方がやっぱり性に合っているのかもしれません。さくっと終われるしな。

物語の主人公のモデルは作家の山崎豊子さん。彼女の小説「運命の人」から遺作になってしまった「約束の海」までの話。でも、登場人物たちの言動、性格などは虚構です。私の物語は半分フィクション感覚で楽しんで下さると嬉しいです。


① 「NHKスペシャル作家 山崎豊子~戦争と人間を見つめて~」
http://www.dailymotion.com/video/x37x1s2
読者に影響を与える作家は多いかもしれませんが、作中の登場人物、そのモデルとなった人にまで影響を与え、生き方を変えた作家はそうはいないんじゃないでしょうか。初めてドキュメンタリーを見て泣きました。これをみて今回、山崎さんの物語を書きたいと思いました。

② 「クローズアップ現代 小説に命を刻んだ 〜山崎豊子 最期の日々〜」
http://www.dailymotion.com/video/x17fneh_%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E8%B1%8A%E5%AD%90-%E6%9C%80%E6%9C%9F%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%85_creation
他にも山崎さんの特集していた番組はないか探しました。NHKスペシャルが仲代達矢さん、クローズアップが上川隆也さんが語り手。「大地の子」コンビはズルい!涙腺がヤバいです。それはさておき、山崎さんの担当秘書さんや編集さんのお話も聞けて良かった。

③ 「BS世界のドキュメンタリー 沖縄返還と密約」
https://www.youtube.com/watch?v=ArKC_kla2A8
沖縄密約について私はきちんと知らなくて「勉強しなくちゃ今回の物語を書いちゃいけないよね」と思い、調べて出会った番組。そのわりには密約に関してあまり物語で掘り下げることができなかったので、別の機会で書けたらと思います。日本国憲法草案や沖縄密約に関わった策略家リチャード・フィンさんについて書きたいです、いつか!

④ Cocco「ニライカナイ 琉球國祭り太鼓振り付け全編バージョン」
https://www.youtube.com/watch?v=PFqxf8xsjcc
「運命の人」は沖縄の話。なので、沖縄出身のシンガーの歌を聞きながら物語を書こうと思いました。すると、沖縄を思って歌うCoccoに出会いました。PVの琉球國祭り太鼓、はじめてみました。あら、ヤダ。カッコいい!


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↓↓【ネタバレ注意】自作物語のネタ帳(プロット?) 2016/01/23 04:25UP↓↓
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物語の更新ができていなくて、申し訳ありません。

何も書いてないですが、何もしていなかったわけでは決してないんです。色々な作品を見まくっていたら書きたいものがなんだか多くなってしまい、もう何が何やら…。

「物語創作法/好きな作家など」に書き足していた自作物語のネタ&リクエスト帳ですが、量がこれだけとても多くなってしまいました。なので単独でUPさせて下さい。ある意味、私にとってこれがプロットと言っていいのかもしれません。っていっても、他人から見れば意味不明な言葉の羅列だったりするかも…。(書き途中の物語のネタバレも思い切りしているので、ご注意を!)

「物語を書いてなくて何やってんじゃい?」と思った時は、たぶんここがこっそり更新されていると思います。


随時更新


★ 物語を書くときに、なんとなく私が自分自身にリクエストしている事など。

・物語の一番の盛り上がりはできればラストらへん希望!
→単に私の好み。「おおー!」と盛り上がって終了するのが好きなので。
・固い文章の物語の場合、会話文はさらっと軽いノリで。
→単に私の好み。重たくてもっさりするの苦手…。
・R指定にはならないように、よろしく!
→誰でも読めるようにしてほしい…。

!!以下、ネタバレ注意!!

★ 私が今後書く予定のもの?(声を忘れないためにメモらせて下さい)

キリシタン迫害…元ネタ:遠藤周作「沈黙」そこでは宣教師のロドリゴの視点だったけど、できれば私は取り締まった井上筑後守(かつて信者だった)のような裁く側の視点で。いっこうに屈しない信者の脅威を描いてほしい。書けるようなら拷問場面(精神的、肉体的苦痛)とかも。それか長崎という土地柄と宗教について。タイトルは「棄教」

RADWIMPSの音楽にあいそうな物語を!
・「光」
一見、平凡に見える中学のクラスメートたち。実はそれぞれに秘密や問題(心の闇?)を抱えていた。クラスメート一人一人の独白リレー。前者の秘密を突き止めた者が次の語りべ。しかしその次の走者の標的となり、秘密をあばかれる。全員の秘密が明かされた時に悲劇が起こる。
・「ドリーマーズ・ハイ」
高校の演劇部が舞台の青春SF。ジョン・タイター×ミヒャエル・エンデ「モモ」の灰色の男。ジョン・タイターは時間旅行者であるが、時間泥棒でもあり、未来から私たちの時間を盗みにやって来た。そういう演劇の脚本を書いていた主人公のもとに本物のジョン・タイターが部活仲間になりすまして近づく。真実を描く脚本の制作を阻止しに来たわけではなく、逆にそれを完成させたいらしいのだが…。私的ジョン・タイター誕生秘話、心優しい時間泥棒の物語になれば。長編でもう一つジョン・タイターをネタにした話があるのでかぶらないように注意。
・「叫べ」
部活をがんばる学生×青春モノ。榎田ユウリ「カブキブ!」や佐藤多佳子「一瞬の風になれ」みたいな。
・以下も物語が生まれそうな予感がする。忘れずに。
「オーダーメイド」・「夢番地」・「セプテンバーさん」・「me me she」・「いえない」・「ふたりごと(アコギVer)」・「カイコ」・「シザースタンド」・「シュプレヒコール」・「タユタ」・「トレモロ」・「ブレス」・「ものもらい」・「愛し」・「祈跡」・「最大公約数」・「白日」・「魔法鏡」・「夢見月に何想ふ」・「縷々」・「メルヘンとグレーテル」・「ラストバージン」・「リユニオン」・「やどかり」・「何十年後かに「君」と出会っていなかったアナタに向けた歌」・「音の葉」・「会心の一撃」・「揶揄」・「Darma Grand Prix」

チャットモンチー「世界が終わる夜に」あいそうな物語を!
→後に【第305夜】 喪服にレモン、少女にはショートケーキを。  へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-397.html
親友が死んだ。主人公はレモンとショートケーキを買って彼女を追悼することに。それは親友とのある思い出からだった。喪服にレモンは氷室冴子作品、喪服にショートケーキはドラマ「すいか」出てきたモチーフだったと思う、確か。

Salyu「LIBERTY」にあう物語を!
①思春期の少年少女の痛い恋愛話…初恋は美しい女の死体だった。オフィーリアの絵に魅せられた少年とそんな彼に恋し、彼のため死体になろうとする少女の話。最後には立場が逆転。死体になるのは少年というオチ。タイトルは「オフィーリアの肖像」(←この時「ドリアン・グレイの肖像」を読んでいたから?)
②洋風ファンタジー戦記…っていっても読んだことあんまりないから書けるかなあ。前々から気になっているデルフィニア戦記、アルスラーン戦記、ロードス島戦記、風の大陸、ベルセルクあたり読めば勉強になるだろうか。あと、有名どころのファンタジー戦記ってなんだ?

・傭兵の生きざま?死にざま?の話(樹なつみ「OZ」のムトーみたいな人物で、ライ麦畑のような自然の風景を思い描けて、ラストが開口健「輝ける闇」みたいなイメージ?)BGM:Fightstar 「Mono」
・愛する女を救えなかったガンマンの話。(「ハードボイルド少年」のマスターの話になるか?)BGM: 沖野俊太郎「A Rising Tide」
・現代版(近未来版)「天空の城ラピュタ」を追い求める飛行艇乗りの話。タイトルは「飛行艇乗りは夢をみる」BGM:沖野俊太郎「Cloud Age Symphony」

宇多田ヒカル×SF
 ・「This is love」→日清食品「FREEDOM」OP映像(大友克洋)にあう私なりの物語を!
 ・「traveling」→宮澤賢治「銀河鉄道」のブラックコメディになるか?
 ・「DEEP RIVER」→もとになった遠藤周作「深い河」を読むべきか?(そう言えば、安藤裕子「六月十三日、強い雨。」も遠藤周作の小説「女の一生」がもとらしい。この音楽も物語を一本書きたいんだよね。これはやはり遠藤周作を読むべき?)

・青春アドベンチャー「大化の改新 青春記」みたいなノリの歴史×コメディを!

・手塚治虫「火の鳥」の構成(過去→現代←未来)を参考に物語を書いてみたい。長編になるだろうけど…。
・色々な作家が「ファウスト」を題材に書いてるから、私も書きたい(ヤマザキコレ「フラウ・ファウスト」など)

・シェークスピアが主人公の物語とか。オスカー・ワイルドが主人公の物語とか。

・サカナクション「グッドバイ」ピアノバージョンにあう物語を!
→後に【第307夜】 グッドバイ   へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-401.html

・「源氏物語」で何かと主人に振り回される不憫な従者・惟光が主人公の話。
・いつか氷室さんがあとがきで語っていた氷室冴子的「源氏物語」を書けないものだろうか。

・持田あき「スイートソロウ」みたいな世界観の話。

・名(迷)軍師たちの活躍…「戦術では勝っていたのに戦略で負けた」または「戦術では負けたのに戦略で勝った」みたいな話。タイトル候補は三つなので物語も三通り?BGM:サカナクション「新宝島」
①「難攻不落」…白鷺城or熊本城(日本で難攻不落と言われる城。大阪城は徳川家康に攻略されたので除外。ちなみに父的には白鷺城>熊本城らしい。理由は忘れたので後で聞こう)をモデルとした籠城戦攻略劇。
②「レンタル軍師」…戦国時代のような舞台設定。戦の協定(取り決め)でどこの国も軍師はある一族からレンタルしなくてはいけないと決まっている。
③「軍師兄弟」…①と②を足したもの。オチが軍師一族の兄弟喧嘩(または軍師一族の利益独占)に単に国々が巻き込まれ、長いこと戦の時代が続いているというもの。


・山崎豊子の話…元ネタ「NHKスペシャル作家 山崎豊子~戦争と人間を見つめて~」 
→後に【第301夜】 嵐を呼ぶ女 へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-383.html
① 恋人の戦死→ぶつかる対象の変化→戦争を見つめていく作家になるまでの過程を描く(女性的な面を押す?)
戦時中21歳の日記より「一月二十日 敵機来襲で、線路側の防空壕へ飛び込む。何とも云えぬ敵愾心がむらむらと湧き上がる。畜生、勝つまでは頑張るぞ」「私は凪よりも嵐を呼ぶ女だ。真正面から偽りなく彼とぶつかりたい。これほど迄に彼を愛しているのに、それを信じて貰えないほど恐ろしい苦しい事はない」「彼はついに発った。最後のお別れをする。ウン、泣きそうだ」「この無残、惨状、戦争は絶対いけないものなのだ。人類の不幸は戦争から始まるものだ」
② 彼女なりの理想をつめこんだ小説のラストに人物モデル(西山太吉・瀬島隆三・秋山眞一・紅谷寅夫など)までの生き方を変えた筆力・影響力を描く
小説執筆のための取材記:大地の子より→残留孤児証言「今まで誰にも言えなかった」、運命の人より→沖縄密約・西山太吉の抗議電話「三流小説以下」と賞賛「権力・社会・人間の相関関係を抉りだす作家の真骨頂、崇高な問題提起、大衆に浸透させる至芸」
③ ①と②を足したものを描く 
私の声:「愛する人を殺した戦争が憎い。ずっとそう思って生きてきた。でも、本当はそうではなかったのかもしれない。私はただ戦争が憎いのではない。あの時代に生きて何もできなかった無力な自分が憎いのだ」
※ちなみに、①②③のどれを書くにしても政治的思想の偏りはなしの方向でよろしく。


・新聞記者、福田定一が司馬遼太郎になるまでの話。「余談とはいえ、無駄話ではない」
・アプレ記者・金閣寺炎上(金閣寺放火事件)
→後に【第176夜】 或るアプレ記者の回想シリーズ へ  
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-207.html
◎今後の物語の流れ
ヨシダとフクダは金閣寺放火事件の犯人の動機をスクープする。しかし、その内容に検閲の恐れありと判断したオオタケの手により記事は大幅に修正され、金閣寺の真相(国家がらみの汚職?宗教タブー?)が世間に明るみに出ることはなかった。ヨシダは憤慨するもフクダは困ったように微笑むだけ。ヨシダはそのとき初めてフクダがアプレ記者として見定めたかったのは自分ではなく、オオタケであったことを知る。記事の修正に納得できないヨシダはオオタケを非難。「あいつがずっと新聞記者でありたいと言うなら俺は何もしなかったさ。でも、フクダはそうじゃない。あいつの夢をお前は知っているか?そのために、あいつをここでつぶすわけにはいかないんだよ」オオタケの口からフクダの夢を聞き、ヨシダは何も言えなくなるのだった。「アプレ記者とは何か?」ヨシダは自問する。無謀にも国家権力に挑もうとしたフクダ、それを阻止して親友と新聞社を守ろうとしたオオタケ。それぞれの信念で動いた彼ら。かたちは違えど、どちらもアプレ記者の姿と言えるのではないだろうか?そして今、彼らを見てきた自分はどうなりたいのか?ヨシダはフクダたちと同じ新聞社に入ることを決意。自分なりのアプレ記者をそこで目指すことに。ヨシダの入社も決まり、三人で祝い酒を酌み交わしていると、ふとフクダが自分の夢について語り出す。小説家として大成したいというフクダ。酔った勢いでヨシダとオオタケは彼の作家名を提案。フクダはそれを気に入る。実はこの時、偉大な小説家が誕生していたのだった。
◎人物モデル…実在の人物を参考。でも、名前を借りたくらいで人物像・作中の行動などはフィクション。
ヨシダ:吉田時雄
(福田の口利き?で産経新聞入社した京大生。後の大阪新聞社社長)
フクダ:福田定一
(新世界新聞社→新日本新聞京都本社→産経新聞入社。後の小説家、司馬遼太郎)
オオタケ:大竹照彦
(新世界新聞社→新日本新聞京都本社→産経新聞入社。福田の同期。後のサンケイアイ社長)
スエツグ:末次攝子
(京都日日新聞入社。福田とは記者クラブ仲間。後の大阪府参与)
ワカギ:若木松一
(金閣寺放火事件当時西陣署員。警部見習。後の西陣署署長?)
◎要訂正
・戦後の新聞社事情(大手新聞社は経営難と言うわけでもなかった?子会社を作ってGHQを欺いていたらしい)
・フクダの新聞社の移り変わりは書くべき?
・タイトル「或るアプレ記者の回想」変更。杉山小弥花「東京アプレゲール」みたいなレトロ感あってカッコいいの希望!
・フクダの眼鏡の描写がなかった!司馬さんっていったら、眼鏡とえくぼなのに…。
◎リクエスト
・できたら会話文を関西弁に。(大阪弁?京都弁?)
・三島由紀夫と水上勉がどこかにちらりとでも登場してくれると面白いと思うんだけどな。
◎噂と謎
ネット情報で司馬遼太郎著の金閣寺放火事件作品があるとのこと。(古書店で9万円とか)それって本当なのだろうか?だとしたら、アプレ記者の続きを書く前に読みたい!(値段、高すぎて無理なんだけど!)司馬さんの事件後の記者としての動きが知りたい。エッセイ「司馬遼太郎の考えたこと」にもノンフィクション「新聞記者 司馬遼太郎」にも記述なし。唯一あったのは水上勉「金閣炎上」だけど、慈海和尚の取材に行く途中に見つけた庫裡の黒板のメッセージのみ…。


・反魂香(はんごんこう)にまつわる話(桜小路かのこ「ラストノーツ」第一話系?畠中恵「しゃばけ」系?)
・三途の川の住人とそこに訪れる旅人との交流(モデル:なんとなくムーミンとスナフキン?)BGM:白鳥マイカ「線」
→後に【第303夜】 リバーフィッシュ へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-391.html
・海でたき火をする男女(友人の結婚祝い用?)BGM:hitomi「君のとなり」
・椅子取りゲーム×恋愛(〃)
・タイムカプセル×恋愛SF(高野苺「orange」系?)BGM:フルカワミキ「OVER YOU」
・過去世または転生もの・花魁または遊郭もの
→後に【第149夜】 過去世話(むかしばなし)  へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-141.html
・新人小説家を取材するライターの話。タイトルは「活路」
・おばあちゃんの知恵袋的な料理話(「西の魔女が死んだ」系の話?)
・「さよなら渓谷」系の話(R18?)
→後に 『summer』 シリーズ へ 
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-151.html
・スランプに陥った作曲家と女子高生との交流
→後に【第179夜】 音花  へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-182.html

歴史人物(政治・経済・政策)は主に淑玲『宮廷浪漫』シリーズの参考資料にする予定
・高杉晋作(外国艦隊停戦3回の交渉→①日本古来の礼服②命狙われ参加できず③幕府に押し付け)
・伊達正宗(新田開発→給与を米の代わりに荒地2倍を→江戸へ/震災→入浜式製塩業)
・平賀源内(日本初東都薬品会の成功←運送着払い制/天狗小僧/源内焼←轆轤ではなく型を)
・保科正之(将軍の不遇の息子/明暦の大火/年金制度/社倉制)
・陸奥亮子(芸者→外交官夫人)、伊藤梅子(芸者→ファーストレディ)
・富貴楼お倉(柳田国男の待合政治論)
→後に【第193夜】 女傑(淑玲『宮廷浪漫』シリーズ19/ファンタジー )  へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-228.html
・パリ万国博覧会の話(徳川慶喜の弟の渡仏←「ふしぎの海のナディア」のようなボーイミーツガール?ちょいちょい渋沢栄一が登場。ぶかぶかのスーツ)
・渋沢栄一
(合本主義→パリ万博:銀行・株式会社・鉄道設立へ/海運業独占政商岩崎弥太郎との対立→屋形船の会合/道徳経済統一説/経済こそ最高の道徳であれ)
・井伊直虎(戦国の女当主/徳政令までの時間稼ぎ)
・ハンザ同盟(リューベックの経済自治都市/印章つきの同盟証明書→参加都市をお互いサポート/商人が議員となり、議場で政治を/バルト海~リューベック~ハンブルク~北海の間を航路と陸路うまく使って交易)
・毛沢東の失敗と文化大革命または周恩来
・藤原不比等/藤原良房(応手門の変の黒幕?)
・上杉鷹山
・卑弥呼の外交戦術(なぜ呉ではなく魏だったのか/倭国の位置を錯覚させる/卑弥呼は存在せず、姫巫女をヒミコ(個人名)と中国人が聞き間違えたか)
・邪馬台国論争(伊都国/卑弥呼姉妹説)
・樋口一葉(色恋沙汰と恋愛の違い/雪の日と『おしるこ』)
・琉球王国の外交戦術(演劇外交)
・ナポレオンの戴冠式を描いた画家 ジャック=ルイ・ダヴィッド
・ロマノフ朝崩壊
・エルタージュ美術館で飼われている猫(エカテリーナ妃の隠れ家に住む猫)タイトルは「隠れ家の猫」BGM:洋画「アメリ」サントラ
・ピョートル大帝
・水の都・サンクトペテルブルクが旧レニングラードと呼ばれていた時代の話(←元ネタ:押井守『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』ラジオドラマ )
・ダヴィンチ
・二・二六事件
・『神はサイコロを振らない』論争
→後に【第155夜】 神はサイコロを振らない へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-180.html
・千里眼事件
・人質事件(外交官・黒田康作系の話?)
・あしながおじさん系の話
・ミステリーとか
→後に【第145夜】 手紙(『my last fight』シリーズ)へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-145.html
・ホラーとか
・女性主人公のハードボイルドってできないかな?
→後に『【第153夜】 All Alone With You』へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-178.html
・ブロークン・アロー(暗号名)がらみ
・731部隊とその後の系譜
→後に『【第146夜】 ジェネラル・イシイ』へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-172.html
・先生と生徒の恋愛モノ(「ひるなかの流星」系の話?)
→後に『【第302夜】 VS.たまごサンド』へ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-390.html
・ケネディ一家またはケネディ暗殺事件
・アラバマ大学事件(人種差別・軍隊)
・CIAとダラス兄弟
・日本国憲法草案と沖縄密約 リチャード・フィンの策略
・キューバ危機(ソ連との文書交渉→2通のうち1通のみ返事)
・カストロ(弁護士)とゲバラ(医者)
・紅茶(お茶)専門店の話
・女性記者またはジャーナリストの話(モデル:山本美香?)
・聖徳太子と秦一族
・闘茶
・清少納言と紫式部の全面対決

続編
・淑玲『宮廷浪漫』シリーズ
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-25.html
・モダンガール事件手帖 続編 (三間坂視点?/三人称希望)
・鬼舞 続編
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-299.html
・帰還者シリーズ 続編 (前PCバックアップを探せ→まさかの消滅…)
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

小学生の頃に書いたネタ帳?(リクエスト帳)より
・神の子?不吉の子?と呼ばれる不思議な体を持った人間(両性具有)の話

他にもあったら、あとでまたここに追記しますね。


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