みなさん、いつもご訪問ありがとうございます!


語りべのrurubu1001です。

まず、最初に…次の物語更新が遅れていまして、すみません。

ちょっとプライベートであたふたしているのと(増税前ですしね←理由になってないかも)、自分と物語の距離感が最近どうも近過ぎるような気がして、うまく距離をとって付き合わねば…というのがありまして(謎発言に感じたらすみません←理由は後でわかるかも)

これまで前回更新した物語の拍手が10回こえたら、次の作品UPしようぜ!頑張ろうぜ!的な目標をかかげてたんですけど、今は20回こえたらでも別にいいんじゃない…かな…?…という、だらだら間延び感覚が芽生えました。

なので前回の「【第122夜】 傾城」の拍手が25回こえるまで良ければお休みさせて下さい。(←数が増えてしまい、すみません!まさか速攻20回こえるとは思わなくて、もう少しお時間を下さい。嬉しい悲鳴なのに、申し訳ないです…)

ゆっくり&のんびり、お付き合い頂けると、嬉しいです^^


□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ □ ■ □ ■ □ ■ □

でも、コメントはなるべく返信したいと思っています。

今日はひゃくさんより質問を頂いたこちらをお答えしようかと…。
他に興味のある方がいたら、ぜひ。

私も自分と物語の距離感をはかるにはいいタイミングに質問を頂けました。
(ひゃくさん、ありがとうございます!)


Q:rurubu1001さんの創作のルーツって、誰(何?)なんですか?

特に誰(何)があるわけじゃなく、気づいた時には物語を書き始めていました、学生の頃から。授業中とかにも。

どうも自分の中で、勝手に物語を語ってくれる「声」みたいなのがあるようです。物語の文章がそのまま頭に流れる感じ。それを聞きながら、タイピングしてるというか…。なので、プロットや設定とかも特にありません。全部聞こえるがまま、感覚的に書いてしまっています。書いているときは、どうも無我の境地?らしく、寝食を忘れてしまいます。(なので、自分と物語との関係・距離感とうまく付き合っていかねば…というのがあるんですよね。しょんぼりです)

最近気づいたのは、その「声」にも種類というかパターンがある…らしいこと。

① 一気に物語の全体像が見渡せる核となる声(物語のラストを飾る文章が多い)があり、それを最初に聞いて書く場合(物語のラストを飾る文章の場合、ラストがどうしてそうなったのか、結→転→承→起の順にイメージ(映像?)が駆け巡り、起に着くと、折り返して声が生まれる。ある意味、プロット的なものかも)
② 最後まで(書き終えるまで)核となる声がわからず、他の(外野的な)声をきいて、なんとなく書き切る場合
③ 核になる声とかそんなの抜きで、ただ「声」があふれて、気づいたら書き終えている場合
④ 自分の中に「こんなものが書きたいなあ…」というリクエストがあって、声が生まれるのを待つ場合

①~④は重なる部分もありますが、今なんとなく整理するとたぶんこの4つかと思います。

参考までに、それで生まれた物語の例やら。

①なら、【第112夜】 BLITZ PRETZ (ブリッツ プリッツ) 、【第16夜】 同窓絵(どうそうかい) など。
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-122.html
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-16.html
②なら、「サトシ『雨と誕生日』シリーズ」、「マコト『虹の消えた後』シリーズ」など。
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-60.html
③なら、【第116夜】 I am a good girl 、 【第51夜】 少年の夢 など。
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-127.html
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-54.html
④なら、「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ」など。
http://short2story.blog.fc2.com/blog-category-25.html

「声」の話は超個人的なことでしたので、ちょっと追記を…。
(かなり意味不明でしたよね…。感覚的ですみません><!)

物語が生まれるかどうか別にして、普段からなんとなくやっていた事があります。

映画でも本でも何でもいいんですが、ある作品を見て感動したら、特に心を動かされた場面を突き止め、その周辺をリピート再生し、何度も繰り返し見直します。自分がどうしてここでグッと来たのか、ひきつけられたのか、おさらいし、場面展開、演出、台詞、表情、音楽など、後で自分でこっそり脳内自動再生できるくらい叩き込む!(…とか言ってそれをやっていることに最近気づいたんですが…)

私の物語を読んでくれた方でグッときたなあ~というのがもしあったとしたら(とても恐れ多いですが)、それはたぶん私が昔見た何かの作品のグッときた場面だと思うのです。繰り返し見直したことで、いつの間にか潜在意識レベルに落とし込まれていたそれが私の物語が生まれる時に声を上げ、新しい違う形の物語をつくりあげてくれたんじゃないのかな、と。

で、ここからは物語を書くときに、なんとなく私が自分自身にリクエストしている事などを。

・物語の一番の盛り上がりはできればラストらへん希望!
→単に私の好み。「おおー!」と盛り上がって終了するのが好きなので。
・固い文章の物語の場合、会話文はさらっと軽いノリで。
→単に私の好み。重たくてもっさりするの苦手…。
・R指定にはならないように、よろしく!
→誰でも読めるようにしてほしい…。



Q:私、村上春樹って読んだことないんですけど、もしかしたら村上春樹ってこんな感じなのかなーって思っちゃったり(笑)

なんと恐れ多い!!ややや、全然違いますからね。私にとって春樹さんは難解な物語を書かれる方で、すとんと理解ができるものと、「???」となってしまうものがあるんですよね。未熟者ですみません…。ちかくのハルキストさんに、教えてもらって、いつか作品全制覇できるといいな。


Q:rurubu1001さんて、もしかしてコピーライターだったりします?

なんとまた恐れ多い!! OLさんです。少し司書さんみたいなお仕事をしています。


Q:好きな作家とか本とか。 はたまた、映画は?

どれもそうですが、どこかに青春要素のある作品が好きです。

好きな現代作家は…
・有川浩(ハズレなしってすごい!)
・東野圭吾(わりと最近の作品が好きかな)
・恩田陸(「夜のピクニック」以前の作品が好き)

最近気になるのは、河上朔さん。ブログ日記も面白くて^^ この方とは、笑いのツボや読書傾向が同じな気がする。河上さんは自分的小説ブログ大賞2014候補作でも紹介しています(もうプロの作家さんだろうに、ご本人の許可も頂けてとても嬉しかったです。良い方だ~)。読まれた方はわかると思いますが、有川さん好きにはたまらない作家さんかと。

本好き・読書にハマるきっかけをくれたのは、児童文学作家・荻原規子さんの「勾玉3部作」です。

学生時代は文学作品にも手を出してました。
・芥川龍之介(短編の神様!)
・夏目漱石(「夢十夜」第1・3・7夜の衝撃と言ったら…)
・坂口安吾(「桜の森の満開の下」に出会った時が忘れられない)
・三島由紀夫(通学電車で美人さんが「金閣寺」を読んでて、すごくカッコ良かった!)
・シェークスピア(子供向けの簡単に書いた物語(入門書)みたいなのを読みました)

現在読書中の小説は…
途中
◎書籍
・多崎礼「夢の上」
・米澤穂信 「満願」
・山崎豊子「大地の子」
◎ネット小説
・椿「謎の王子先輩」
・小池安雲「量子的な彼氏」

現在読書中の小説以外なら…
・菊池京子「KK closet スタイリスト菊池京子の365日 Autumn-Winter 」

これから読みたい本
・柳広司「ジョーカー・ゲーム」
・日本外史
・昆虫はすごい

・うしおととら


お仕事で漫画に多く接してるせいか、大人になってから漫画をものすごく読んでいます。羽海野チカさん、大好きです。少年漫画もガッツリ読みます。

現在読書中の漫画は…
・柳広司/霜月かよ子「Dの魔王」
・あきづき空太「ヴァーリアの花婿 」
・和泉かねよし「女王の花」
・アサダニッキ「青春しょんぼりクラブ」
・タアモ「たいようのいえ」

好きな映画
・洋画
  「ショーシャンクの空に」
  「レオン」
  「バーレスク」
  「ビッグフィッシュ」
  「ロストイントランスレーション」
  「プラダを着た悪魔」
・邦画
  「かもめ食堂」
  「ソラニン」
  「木曜組曲」
  「天空の城ラピュタ」
  「時をかける少女(細田版)」
余談ですが、昔のドラマを見るのも好き。
・好きなドラマ
  「すいか」
  「セクシーボイスアンドロボ」
  「神はサイコロを振らない」
  「恋ノチカラ」
  「世紀末の詩」
  「ケイゾク」
  「踊る大捜査線」シリーズ

他にも影響を受けた作品紹介をその都度、物語更新時に一緒にUPしています。参考までに~^^

良ければ、こちらも参考までにどうぞ。
【予告】 次作の元ネタ作品紹介?
http://short2story.blog.fc2.com/blog-entry-164.html


□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 



とりあえず、書いてみましたが、いかがだったでしょうか…? (あくまで現在の時点ですが…)

何かありましたら、また答えられる範囲内で答えられればと思っています。


これからも「1001夜ショートショート」をよろしくお願いします!

□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □  ■ □ ■ □ ■ □  ■ □ ■

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目を、開けた。

…知らない天井。

…知らない部屋。

…知らないベッド。

…知らない女。

…え、知らない女!?

飛び起きて、同じベッドの中にいた女を確認。彼女は、まだすやすやと眠っている。

…何してんの?何やってんの、俺!?

焦ってるのか、パニックに陥っているのか、記憶を巻き戻しても何も思い出せない。ダーッと冷や汗が出た。

…どうすんの?マジどうすんの、俺!?

「…おはよう」

彼女が起きてしまった。ヤバい!

「…あ、もう朝か…」

時計を確認し、ゆっくり起き上がる。きっと顔面蒼白になっているだろう俺を見た彼女は、ぷっと吹き出した。

「面白い顔!」

…え、笑うところ?ここ、笑うところですか!?

「そっか。今のあなたとは『はじめまして』になるのか」

落ち着いている彼女とそのセリフに、俺はぽかんとする。

「私はハローって言うの。はじめまして、グッバイ」

…グッバイ?

「あなたの名前よ。それもまだ思い出せない?」

俺は頷いた。

「大丈夫。少しずつ思い出すわ」

彼女はさらに微笑んだ。安心する笑顔だなと思った。

「はじめまして、グッバイ。ようこそ、現代へ」

ハローと名乗った女はベーコンエッグとトーストをキッチンでささっと作り、机に並べる。家の勝手を知った様子に、ここは彼女の部屋だとわかった。

「お腹、すいてない?」
「……全然!お構いなく!」

ていうか、素っ裸でベッドから出られないのが本音だ。どこにいった、なんで近くにないんだ俺の服!?

「ごめんごめん。そうだよね。時間を飛び越えると、なぜかいつも身に着けてるものがすべて消えて困るって言ってったけ。待ってて。何か着れそうな物を持ってくるから」

ハローは笑いながら、クローゼットに向かった。そして、そこから俺がきれそうな服を一式取り出した。それを受け取った俺は、気になっていたことを聞いてみた。

「…さっきの時間を飛び越えるって…?」

彼女はまた少し哀しげに微笑んだ。

「朝食を食べながら、あなたの話をしようか」

あまり食欲のない俺がコーヒーをすすっていると、目の前の彼女はこんがり焼けたトーストに手を伸ばした。てっきりバターでもぬるのかと思いきや、トーストの上にベーコンエッグをそのままのせてしまった。ん?なんだ、その天空の城を探す少年みたいな食べ方は。ベーコンも加わって、さらに好奇心も冒険心もUPしてるっぽいじゃないか…。

俺の視線に気づいた彼女はニッコリした。

「この食べ方、いいでしょう?あなたに教えてもらったんだ。なんか好きな映画に出てくるんだってね」

すみません。犯人、俺みたいでした…。でも、全然さっぱりこれっぽっちも覚えていません。すみません。

「正直言うと、記憶がないんだ。その食べ方を教えたのも…きみのことも。ごめん!」

たぶん元々、正直者の俺はあっさり白状し、頭を下げた。ハローは笑った。

「いいのよ、それで。言ったでしょう?今のあなたとは、『はじめまして』なんだから」
「それってどういうこと…?さっき言ってた時間を飛び越えるって何…?」
「そうそう、それそれ。その話をしなきゃ」

彼女はトーストを置いて、俺を見つめた。とてもキレイな目だった。

「あなたには、特別な力があるの」
「…特別な力…?」

彼女は軽く咳払いをしてから、こう言った。

「あなたはタイムトラベラーなの」

それは天空の城より、信じがたい驚くべき話だった…少なくとも俺にとっては。

ハローが言うには、俺はあることをきっかけに時間を飛び越える特殊能力を手に入れてしまったらしい。過去・未来を行き来できる時間旅行者つまりタイムトラベラーだという。いやいやいや、そんなSF話を誰が信じるかって…!

「だよね。信じないよね。わかる!わかるわー、その気持ち。私も最初信じられなかったもの」

ハローは「うんうん」と深く頷いてから、

「でも、あなたは目の前で消えたの。それを見て信じないわけにもいかなくて。しかも、それからひょこひょこあなたは私の前にしょっちゅうあらわれては消えるじゃない?」

いや、そう言われても…。

「こんな変な人、気にならない方がおかしいと思う。好きになっちゃうのもしょうがないよね?」

だから、そう言われても…って、ええ!?

「しかもあなたは会う度、年齢もてんでバラバラ。渋いおじさんだったり、カッコいいお兄さんだったり。自分の意志でいつでも好きな時間に飛び越えられるわけじゃないらしいの。いつも突然飛ばされて不意打ちをくらうって苦笑してた。初めてあった時、私はまだ幼くて、あなたはちょうど今くらいだったかな」
「きみは俺の恋人…?」

それを聞いた彼女は、また少し哀しげに微笑んだ。

「…どうだろう。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。それはあなたが決めて」
「え?」
「待つ方が決めるべきだって、あなたはいつも言ってたから。言われるたびに、辛かったな」

俺が戸惑っていると、彼女は語りだした。

「時間を飛び越えるきっかけはね、パラレルサインって言ってた」
「パラレルサイン…?」
「そう。ある日、目の前に『パラレルサイン』っていう文字が急に浮き出てきたんですって。それに触れてから過去と未来を行ったり来たりできるようになったみたい」

それ全然わからん。文字が急に浮き出てくるとか、他にも色々。意味不明すぎだろ。

「う~ん、やっぱり信じないか…。無理もないけど」

すると、彼女は顔をぐっと近づけてきて、

「だからね、これは体験してもらったほうが早いと思って。人を待つ身や諸々の感情も含めて知ってもらっといた方がいいと思う」
「は?」
「なんてね。私、本当は知ってるの。あなた自身この力に振り回されるのが嫌だったし、何より淋しがってる私のために何度もきっかけになった、この時間に飛ぼうとしてた。力を得るのを未然に防ごうとしていたこと」

と、さらにおかしなことを言い始めた。

「私ね、あなたに聞いたんだ。その力を手に入れた日はいつだったのか」

その目は真剣だった。

「ずっと、その日を待ってたのよ」
「え?」
「もしかしたら私のせいで過去や未来が少し変わるかもしれないけど。ごめんね」
「ごめんねって。ハロー、きみは…何を言っているんだ?」

それを聞いた彼女は最後に少し哀しげに微笑んだ。

「ようやく浮き出てきたのね。見つけたわ、パラレルサイン」

俺はあたりを見回したが、それらしきものはなかった。文字なんてどこにも浮き出ていない。

「…あなたの額に浮き出てる」

俺が自分の額に触れるより先に彼女は素早く言った。

「さようなら、グッバイ」

彼女は俺の額に優しくキスをすると、言ってた通り、姿を消してしまった。


    *


目を、開けた。

…知らない天井。

…知らない部屋。

…知らないベッド。

…知らない男。

…え、知らない男!?

飛び起きて、同じベッドの中にいた男を確認。彼は、まだすやすやと眠っている。

…何してんの?何やってんの、私!?

焦ってるのか、パニックに陥っているのか、記憶を巻き戻しても何も思い出せない。ダーッと冷や汗が出た。

…どうしよう?本当どうしよう、私!?

「…おはよう」

彼が起きてしまった。ヤバい!

「…あ、もう朝か…」

時計を確認し、ゆっくり起き上がる。きっと顔面蒼白になっているだろう私を見た彼は、ぷっと吹き出した。

「面白い顔!」

…え、笑うところ?ここ、笑うところですか!?

「そっか。今のきみとは『はじめまして』になるのか」

落ち着いている彼とそのセリフに、私はぽかんとする。

「俺はハローって言うんだ。はじめまして、グッバイ」

…グッバイ?

「きみの名前だよ。それもまだ思い出せない?」

私は頷いた。

「大丈夫。少しずつ思い出すから」

彼はさらに微笑んだ。安心する笑顔だなと思った。

「はじめまして、グッバイ。ようこそ、現代へ」

ハローと名乗った男はベーコンエッグとトーストをキッチンでささっと作り、机に並べる。家の勝手を知った様子に、ここは彼の部屋だとわかった。

「お腹、すいてない?」
「……全然!お構いなく!」

ていうか、素っ裸でベッドから出られないのが本音だ。どこにいったのよ、なんで近くにないの私の服!?

「ごめんごめん。そうだよね。時間を飛び越えると、なぜかいつも身に着けてるものがすべて消えて困るって言ってったけ。待ってて。何か着れそうな物を持ってくるから」

ハローは笑いながら、クローゼットに向かった。そして、そこから私がきれそうな服を一式取り出した。それを受け取った私は、気になっていたことを聞いてみた。

「…さっきの時間を飛び越えるって…?」

彼はまた少し哀しげに微笑んだ。

「朝食を食べながら、きみの話をしようか」

あまり食欲のない私がコーヒーをすすっていると、目の前の彼はこんがり焼けたトーストに手を伸ばした。てっきりバターでもぬるのかと思いきや、トーストの上にベーコンエッグをそのままのせてしまった。ん?なんだ、その天空の城を探す少年みたいな食べ方は。ベーコンも加わって、さらに好奇心も冒険心もUPしてるっぽいじゃない…。

私の視線に気づいた彼はニッコリした。

「この食べ方、いいだろう?きみに教えてもらったんだ。なんか好きな映画に出てくるんだってね」

すみません。犯人、私みたいでした…。でも、全然さっぱりこれっぽっちも覚えていません。すみません。

「正直言うと、記憶がないの。その食べ方を教えたのも…あなたのことも。ごめん!」

たぶん元々、正直者の私はあっさり白状し、頭を下げた。ハローは笑った。

「いいんだよ、それで。言っただろう?今のきみとは、『はじめまして』なんだから」
「それってどういうこと…?さっき言ってた時間を飛び越えるって何…?」
「そうそう、それそれ。その話をしなきゃ」

彼はトーストを置いて、私を見つめた。とてもキレイな目だった。

「きみには、特別な力があるんだ」
「…特別な力…?」

彼は軽く咳払いをしてから、こう言った。

「きみはタイムトラベラーなんだよ」

それは天空の城より、信じがたい驚くべき話だった…少なくとも私にとっては。

ハローが言うには、私はあることをきっかけに時間を飛び越える特殊能力を手に入れてしまったらしい。過去・未来を行き来できる時間旅行者つまりタイムトラベラーだという。いやいやいや、そんなSF話を誰が信じるかって…!

「だよね。信じないよね。わかる!わかるよー、その気持ち。俺も最初信じられなかったから」

ハローは「うんうん」と深く頷いてから、

「でも、きみは目の前で消えたんだ。それを見て信じないわけにもいかなくて。しかも、それからひょこひょこきみは俺の前にしょっちゅうあらわれては消えるじゃないか?」

いや、そう言われても…。

「こんな変な女、気にならない方がおかしいだろう。好きになるのもしょうがないよね?」

だから、そう言われても…って、ええ!?

「しかもきみは会う度、年齢もてんでバラバラ。素敵な熟女だったり、かわいいお姉さんだったり。自分の意志でいつでも好きな時間に飛び越えられるわけじゃないらしい。いつも突然飛ばされて不意打ちをくらうって苦笑してた。初めてあった時、俺はまだ幼くて、きみはちょうど今くらいだったかな」
「あなたは私の恋人…?」

それを聞いた彼は、また少し哀しげに微笑んだ。

「…どうだろう。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。それはきみが決めて」
「え?」
「待つ方が決めるべきだって、きみはいつも言ってたから。言われるたびに、辛かったな」

私が戸惑っていると、彼は語りだした。

「時間を飛び越えるきっかけはね、パラレルサインって言ってた」
「パラレルサイン…?」
「そう。ある日、目の前に『パラレルサイン』っていう文字が急に浮き出てきたんだってさ。それに触れてから過去と未来を行ったり来たりできるようになったらしいな」

それ全然わからない。文字が急に浮き出てくるとか、他にも色々。意味不明すぎでしょう。

「う~ん、やっぱり信じないか…。無理もないけど」

すると、彼は顔をぐっと近づけてきて、

「だからね、これは体験してもらったほうが早いと思って。人を待つ身や諸々の感情も含めて知ってもらっといた方がいいと思う」
「は?」
「なんてね。本当は気になってたんだ。会う度きみは、疲れているように見えた。時間を飛び越えることに何度も振り回されてさ。だから、俺は未然に防ごうと思っただけなんだ」

と、さらにおかしなことを言い始めた。

「俺ね、きみに聞いたんだ。その力を手に入れた日はいつだったのか」

その目は真剣だった。

「ずっと、その日を待ってたんだ」
「え?」
「もしかしたら俺のせいで過去や未来が少し変わるかもしれないけど。ごめんな」
「ごめんなって。ハロー、あなたは…何を言ってるの?」

それを聞いた彼は最後に少し哀しげに微笑んだ。

「ようやく浮き出てきたのか。見つけたよ、パラレルサイン」

私はあたりを見回したが、それらしきものはなかった。文字なんてどこにも浮き出ていない。

「…きみの額に浮き出てる」

私が自分の額に触れるより先に彼は素早く言った。

「さようなら、グッバイ。その名前も俺がもらっていくよ」

彼は私の額に優しくキスをすると、言ってた通り、姿を消してしまった。





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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

★ LAMA『Parallel Sign』 × Robert Schwentke『きみがぼくを見つけた日』★

大雪の日。通勤帰りの電車が止まって駅のホームで待ちぼうけ。雪空を見上げながら、この音楽を聞いてると、ふと彼らの声が聞こえてきました。ようやく来た電車はぎゅうぎゅうで、人ごみのなか彼らの声はあっさりこぼれ落ちていき、すくい上げるのにちょうど一か月か。いつか予告した物語です。ハッピーエンドになるかと思ってたんだけどなあ。

① LAMA『Parallel Sign』
何このPV「シュール」を「COOL!」という響きと混ぜて叫びたくなるような微妙なかんじは。。
http://www.youtube.com/watch?v=_wLT9MXCtJU
http://www.youtube.com/watch?v=MS9914mZkDg

② Robert Schwentke『きみがぼくを見つけた日』
たぶんあまり知られていない洋画のSF×恋愛もの。良作。待ち続ける彼女が健気すぎます。
http://www.youtube.com/watch?v=_pzsBvg-7so

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今でも思い出すと、胸がしめつけられる。

もう亡くなってしまった私たちの国。私たちの故郷。そこには私たちの一生分の幸せがつまっていた。

大地を駆けまわる子供たち。それを見守る大人たち。人々は笑顔で、明日は希望の光に満ちていた。

家族は血縁だけではなく、この未開の新天地にやってきた者すべてがそうだった。ともに喜びや悲しみを分かち合い、力を合わせて暮らしてきたのだ。

『 日本という故郷を捨てたのですか? 』

そう言えば誰かに聞かれたことが、…いや、言われたことがある。

思わず、私は笑った。何を言ってるの、と。

『 私たちが日本に捨てられたのだ 』

皮肉ではない。事実だ。

昭和11年、貧しい小作の長女だった私はたくさんいる兄弟のために、身売りしなければならなかった。そんなときに『大陸の花嫁』の話を聞いた。

中国の東北地方にある満州国、日本の領土になったその地に移民として渡った日本人、満蒙開拓団に女手が必要だという。つまり花嫁を探しているとのことだった。

海を渡って満州へ行き、花嫁にならないか…?

それは私にとって悪くない話のように思えた。お腹いっぱい食べることができるなら。それで充分だ。ひもじい思いをすることさえなければ。土地を取られた中国人が反発しているときいたが、それは関東軍が取り締まってくれる。恐れることはない。…中国人と言っても同じ人間だろう。

…花嫁…。

何よりここではないどこかへ行きたかった。毎日、その日の食べ物を気にしながら生きていく暮らしに嫌気がさしていた。いつ言われるかわからない身売り先に怯えるより、ずっといいかもしれない。見たこともない場所、もしかしたら希望さえあるかもしれない新たな故郷…。私は初めて夢を見た。

そして、『大陸の花嫁』になった。

海を渡った花嫁たちは私のような小作の出が多かった。満州に向かう船の中で白いご飯が出た時はみんなで手を取り合って喜んだ。そういう時代だった。

やがて迫りくる不穏な気配に誰も気づきもしなかった。気づいていても、もうどうすることもできなかったのかもしれない。

『 …時代のせいにしてはいませんか? 』

そう言えば、誰かに言われたことがある。

思わず、私は笑った。何を言ってるの、と。

『 じゃあ、私たちの生きた時代を人々は何て呼んでるの? 』

皮肉ではない。事実だ。

生まれて初めて粗末ではない着物に袖を通し、今は亡きあの国で私は花嫁になった。

やがて娘ができた。息子も生まれた。家族は増えたが、豊かで実りの多い土地に作物はどんどん育ち、昔の貧しい生活を忘れさせてくれた。忘れることができるというのはなんと幸福だろう。

私は夢をつかみ、叶え、この幸せは一生続くものだと思っていた。
でも、それは今は亡きあの国の花嫁たちの夢の終わりだった。

戦争が始まり、開拓団は免除とされていたはずの兵役に夫をとられ、家や子供、年寄りは残された女が守らなければならなかった。

中国人とソ連軍の侵攻から逃れるため土地を手放し、荷物を抱え駅に向かったが、線路は関東軍によりすでに爆破されていた。

私たちは、見捨てられた。

中国人が襲撃してきて、武器を持って戦ったあの娘、ソ連軍が女をあさりに来て必死に抵抗したあの娘、逃げ場がなく集団自決したあの娘、何日も歩きどおし、途中で食べ物がなくなってしまい、中国人の民家に子供を置き去りにしたあの娘、命からがらようやく日本人避難所に辿りついた時、腕に抱える我が子の死に気づいたあの娘…。

私たちは、生きたかった。ただ、それだけだった。

日本行きのひきあげ船に乗り、懐かしいはずの生まれた土地に戻っても、もはや居場所はなく、開拓団で集結して新天地を探した。みんな気持ちは同じだった。日本内で根をはやし、土地を耕し、そこで女は夫の帰りを待ち続けた。

私は夫の死の知らせを聞くまで、彼がシベリアで捕虜となり、過酷な労働を強いられていたことを知らなかった。

どうしてか涙は出なかった。きっとそれは今は亡きあの国においてきてしまったのだろう。
ただ残された子供たちを彼の唯一の形見だと思い、必死に懸命に育てることしかできなかった。

私が泣くことができたのは、やがて娘が嫁ぐことになり、その花嫁衣装を見た時だ。

もう亡くなってしまった私たちの国。私たちの故郷。そこには私たちの一生分の幸せがつまっていた。

人々は笑顔で、明日は希望の光に満ちていた。

今でも思い出すと、胸がしめつけられる。



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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

★ ドラマ「開拓者たち」 ★

NHKの戦争を描いたドラマは胸が苦しくなりますが、凄味のある大作ばかりです。山崎豊子さん原作「大地の子」はご存知の方も多いと思いますが、この満島ひかりさん主演の「開拓者たち」もいいです!あと、長谷川京子さんが日本人女性役を演じ、韓国人男性と恋に落ちる「海峡」は後編を見るのを逃してしまい、未だに続きが気になっています。

ドラマ「開拓者たち」
http://www.amazon.co.jp/%E9%96%8B%E6%8B%93%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1-Blu-ray-%E6%BA%80%E5%B3%B6%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%82%8A/dp/B007IPPQ22/ref=sr_1_2?s=dvd&ie=UTF8&qid=1438329750&sr=1-2&keywords=%E9%96%8B%E6%8B%93%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1
http://7tv7dorama.blog.fc2.com/blog-entry-1516.html
主人公だけでなく、その兄弟たちにもスポットが当たって色々な人間ドラマあります。家族がバラバラになりながら、それぞれ必死に生きている姿に涙し、胸を打たれます。みなさん演技がうまくてやばかったのですが、特に新井浩文さんに驚きました。今まで悪役のイメージだったんです。口数少ない優しい夫役にぴったりでした。

ドラマ「大地の子」
これは衝撃でした、本当に。
https://www.nhk-ondemand.jp/program/P200800007100000/
http://www.youtube.com/watch?v=Zck6Uey-760

ドラマ「海峡」
韓国人男性役、日本の方だったんですね!「大地の子」の上川さんといい、いいキャスティングするなあ。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%B7%E5%B3%A1-DVD-BOX-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E4%BA%AC%E5%AD%90/dp/B0012PGMTK
http://www.free-douga.jp/drama.php?num=163

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※追記あり※
諸事情により、NEWVEL-LIBRARYの登録を削除しました。大変申し訳ありません。引き続き、こちら「1001夜ショートショート」で連載していきますので、ろしくお願いいたします。

みなさん、いつもご訪問ありがとうございます!

語りべのrurubu1001です。

この度、NEWVEL-LIBRARYというのに「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ/王朝風ファンタジー」を登録申請し、無事許可がおりました。

NEWVEL-LIBRARY「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ/王朝風ファンタジー」
http://www.newvel.jp/library/3057-35271-0xn-index.html

…ん?それ前回お知らせしなかったっけ?と思った方のために。

前回登録したのはNEWVEL、今回のはNEWVEL-LIBRARYといってこのふたつは微妙に違うんです。

・NEWVELは自分の書いている小説ブログ・HPの紹介ができるもの。
http://www.newvel.jp/
・NEWVEL-LIBRARYは、そういうブログ・HPがない人のために書く場所を提供し、その紹介ができるもの。
http://www.newvel.jp/library/

…ってことだと思うのですが、ちがったらすみません。

最近「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ」を長編化し、さすがに「1001夜ショートショート」での連載は難しいのではと思ってきていました。その打開策を色々と考えていて、ブロとも限定にするとか、もう一つ長編用のブログサイトをつくるとか。そんな時にハマっていた小説ブログで見つけたのがこちらのサイトでした。

シンプルだけど簡単な編集操作でPC得意でない私でもつかえそうだし、ランキングや検索、レビューなども書けるみたいで面白そうでした。しばらく試験的にこちらと同時更新していって、いい感じだったら後々そちらに「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ」を完全移行しようと思っています。

なので、少し先のお知らせになるのですが…。

元々NEWVELよりNEWVEL-LIBRARYの登録を先に行っていましたが、審査というのがあって、それになぜか一週間くらいかかってました。結果を待っている間に、NEWVELの登録もしてみたり、みなさんのブログサイトを参考に他のサイト登録をしたりしてました。もし良ければ、アンケートも作ってみたので、やってみて下さいね。私みたいに登録サイトをお探しの方の参考になれればいいな(プロフィール下の方にあり)。

いつもゆったり&マイペース更新で申し訳ありませんが、NEWVEL-LIBRARY版「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ」、それとこちら「1001夜ショートショート」もよろしくお願いします!^^

受験で思い出す母上様の逸話がある。

あれは忘れもしない私の第一志望大学受験日、前夜のことであった。

「眠れない…。まったくもって眠れない…」

あの晩、私は布団の中で、何度も何回転も寝返りをうっていた。

今思うと、明日は受験というのにさっぱり眠れない自分に焦り、苛立ち、多大なる不安を抱え、

「眠れない!…いかんぞ、これは!いかんいかん、甚だ遺憾…!!」

…たぶんプチパニックに陥っていたのだろう。

そこで私は定番だが、とりあえず羊を数えることにしたのである。

(羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹…)

しかし想像上の彼らは滑ったり、転んだり、なぜか崖から落っこちたりしている。

(…羊のやつめ、喧嘩を売りよって…)

私は布団の中で思わず歯ぎしりをしたが、ふと思い直した。

(…待てよ。別に羊でなくてもいいのではないか?羊の部分を他のものに変えれば、案外いけるかもしれん)

私は妙案に手を打った。例えば、その部分を羊つながりでメリーさんに変えてみてはどうだろう?

思い立ったら吉日。命あっての物種(特に意味なし)。私は早速実行してみた。

(メリーさんが1匹、メリーさんが2匹、メリーさんが3匹…)

そして、ふとまた思い直した。

(…待てよ。メリーさんは人間ではなかったか…?)

愚かな自分の間違いに気づき、私は数え直した。

(メリーさんが1人、メリーさんが2人、メリーさんが3人…)

順調にメリーさんの数が増えてきたところで、どうも悪寒がし始めた。これはおかしい…と思った。

その時だ。

『…私、メリーさん。今、あなたの布団の中にいるの…』

想像上のメリーさんが突如ホラー化(都市伝説化)したのである。

「ひいいいいいいいいいーーーーーーーー!!!!!!」

真夜中に私は絶叫し、飛び起きたのは言うまでもない。

「ちょっと、一体どうしたの!?」

私の部屋に、何事かと母上様が駆け込んできた。

「…メリーさんが!メリーさんが!変身!!…布団に!!」

意味不明な私の発言に取り乱すこともなく、母上様はヤレヤレとため息をついた。

「…眠れないのね?」

私はうなだれた。

「ちょっと待ってなさい」

そういうと、母上様はスタコラサッサと行ってしまった。…と思いきや、すぐまた戻ってきた。

その手に何やらお持ちのようである。

「まさかそれは…!?」

私は目を疑った。

「黙りなさい!これでぐっすりバッチリです!」

それは梅酒缶(容量:350ml、アルコール分:4%、希望小売価格=消費税別=263円)であった。

「さあ、飲みなさい!!」

母上様は水戸黄門の助さん角さんどちらか(忘却)の言う「控えおろう!この紋所がうんぬん…」のごとく、毅然と言い放った。

私はひれ伏したいような気持ちで、

「は、ははあっ!!」

と、それを受け取り、はんばヤケクソになって一気に飲み干した。

夢の中で、羊たちやメリーさん(多数)とアルプスの少女のような世界で愉快に笑っていた…ような気もする。

気が付けば、朝になっていた。

受験当日、妙にスッキリ晴れやかな気分で大学試験会場に向かった。めでたしめでたし。…と記憶している。

…さてさて時は経ち、母上様と思い出話に花を咲かせる機会があり、なんとなくその話題にふれてみた。

「あら、やだ。そんなことあったかしら?あはは、ごめん。全然覚えてないわ」

ま・じ・で・ー?

かわいい子供になんたる仕打ち!しかしながら受験は見事(なんとか)合格したけども!

この母上様の偉大さたるや、いかに、いかに、これいかに…!!








※ 実話です (やや脚色有)





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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

★ なんとなく森見登美彦調で × 梅酒  ★

また予告と違くてすみません。早く書き終えたので、こちらを先にUP。もう受験シーズンは過ぎてしまったかもですが…。メリーさんネタは「メリーさんの羊」と都市伝説の「メリーさん」がごっちゃになってしまったのかな。

① 森見登美彦
http://www.youtube.com/watch?v=8e3YIuhxOMk
森見作品は「夜は短し歩けよ乙女」と「四畳半神話大系」しかまだ読んでなく…。独特の文体は私の中で声に出して読みたい日本語、という感じです。知り合いの人に頼んで、電気ブランを手に入れてみんなで飲んだなあ。UPしたのは「四畳半神話大系」みたいですね。

②  梅酒
http://www.choya.co.jp/
受験の思い出です。母って偉大ですね。


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みなさん、いつもご訪問ありがとうございます!

語りべのrurubu1001です。

この度、NEWVELというのに「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ/王朝風ファンタジー」を登録しました。

なぜこちらにこの物語を登録したのかは、また後日お知らせしますね。
私もまだ使い方をよくわかってなくて…。
ちなみにランキング&レビューなども書けるそうで、気が向いた人がいたら良ければ^^

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http://www.newvel.jp/
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次回作まで更新に時間がかかってしまい、すみません…。予告してもまた外れそうですが、たぶん「淑玲『宮廷浪漫』シリーズ/王朝風ファンタジー」の続編が来ると思います。

実は今週けっこう前回の「【第118夜】 人真似すれば過ちする」を書き直していました。本筋は変わらないけど、最初に読んだ方はけっこう変わっていると思うので、良ければ読み直しをおすすめします。誤字脱字も多くて直したつもりだけど、まだありそうだなあ。物語を書くのは好きなのですが、国語は苦手なんですよね。。

次回作更新までお時間を頂いて申し訳ありません。もうしばらくお待ちくださいませ^^