…つらくない。こんなの全然つらくない。

「雨でずぶ濡れじゃん。こんなところで何してんの、お前?しかも傷だらけだし」

…痛くない。こんなの全然痛くない。

「ボロい段ボールの中に、人間の子供(ガキ)がすっぽりおさまっちまってさ。何だ、夜中に捨て猫気分でも味わってんのか?」

…捨て猫?

「もしやお前…本当に捨てられたのかよ?」

…そうかもしれない。父と母は、私を置いて行ったから。

「自分の子供(ガキ)を捨てるなんて、バカな親だな」

でも、もう殴られることはない。蹴られることもない。傷だらけになって、その痛みを知ることもない。…私は、自由だ。

「薄汚れた顔で泣き笑いとか。こえーよ。どんなホラーだよ?こえーよ」

うるさい。泣いてなんかない。笑ってるだけ。私は、自由なんだから。

「なあ、どうせなら捨て猫より野良猫になんねえ?んで、したたかになれ!」

…野良猫?

「今だけ俺が拾ってやるから。生き延びて復讐しろよ」

え?

「協力してやってもいい。俺、殺し屋だから」

男はニヤリと笑った。

「ホラーよりもハードボイルドに生きた方が、きっと面白いぜ?」


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=影響を受けた作品のご紹介=
ここでは上の拙い物語がたぶん影響を受けたんじゃないかと思われる作品をご紹介します。 お時間や興味のある方はどうぞ~。

★ EGOIST 『All Alone With You』 × 伊坂幸太郎作品 ★

物語タイトルは聞いてた音楽より。前回「名前のない怪物」っていう物語を書いたのですが、どっかできいたことあるタイトルだな…と思い、調べてみたら「PSYCHO-PASS」の音楽でした。近未来の刑事モノなんですけど、以前紹介したかもしれません。

①  EGOIST 『All Alone With You』
https://www.youtube.com/watch?v=EOmBrFZ__nM
同じく「PSYCHO-PASS」のもう一つの音楽です。これを聞いて今回の物語が生まれました。

② 伊坂幸太郎作品
殺し屋と言えば、伊坂幸太郎さんの小説を思い出します。でも、何気に殺し屋が出てない作品の方が私は好きだったり。以下に一番好きな小説と映画化作品を。「陽気なギャング~」以外はみんな映画化に成功してると思う。伊坂作品は映画に愛されてるなあ。
伊坂幸太郎『チルドレン』(小説)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BC%8A%E5%9D%82-%E5%B9%B8%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4062757249
伊坂幸太郎『鴨とアヒルのコインロッカー』(映画予告)
https://www.youtube.com/watch?v=NPVOPLTRL5g

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